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| 沢 |
新聞や雑誌などで西さんの活躍はつぶさに拝見していました。書店に並んでいるメディア関連の本の半分は、西さんの著作という状況でしたから(笑)。 |
| 西 |
フジテレビのニューヨーク支局長としてグローバルな視点で仕事をしてこられた沢さんの考えは、新鮮でしかも的を射ていました。また、放送に対する哲学を持ち、「キー局だけでなく、ローカル局がどうしたら元気になれるか」ということまで考えている沢さんのような人は在京キー局では珍しい。 |
| 沢 |
最近は、インターネットや携帯電話に時間を費やし、テレビを観る習慣のない若者が増えていますが、そうした傾向はこの先いっそう強まるでしょう。そのとき、地上デジタルのSD(多チャンネル)は“魔法の杖”になります。 |
| 西 |
沢さんの提案にもありましたが、自治体の行政サービスに地上波テレビを利用するという発想は、非常に現実的ですね。テレビならどんな人にも抵抗がない。“新しい仕組み自体が人々に優しい”という社会をめざすのなら、どこの家にもかならずある普通のテレビを使うという沢さんの発想が一番現実的です。 |
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昨年12月、三大都市圏でスタートした地上波デジタル放送。“カラーテレビ以来”といわれる技術革新は、日本の未来を明るくするだろうか。
沢は、地上波デジタル放送の普及のために、「高画質」「高音質」をアピールするのみにとどまらず、新しい「付加価値」をもった放送の必要性を示唆。「多チャンネル」を生かしたローカルニュースの24時間放送や、電子自治体チャンネルの実現などを提案した。西さんは、地上波デジタルの普及が生む経済効果に着目。消費者、地方などに大きな波及をもたらすためには、地上波デジタルのもつ可能性を、いかに引き出すかが大切、と語った。 |
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西 正(にし・ただし) 1958年、東京生まれ。82年東京大学法学部卒業後、三井(現三井住友)銀行に。2001年から、元日本総合研究所メディア研究センター所長。03年、オフィスNを設立、代表に。『メディアの黙示録』(角川書店)『いつテレビを買い替えるか』(小学館文庫)など著書多数。 |