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沢ゆうじ政策提言
 
 
 水俣病の取材で、有力政治家の現地視察に随行したとき、漁師さんから、刺身が盛られた皿を手に、「お前らに、水俣の海で獲れた魚が食えるか」と迫られた。その政治家は拒んだが、私は漁師の人を信じて食べました。何かほろ苦いものが心に残りました。
はまよつ  そのお刺身には、人間の怒りや悲しみが込められていたんですね。
 そのほろ苦さは、人々の政治不信の味だったかもしれません。人々を苦しめる、筋の通らないものへの怒りを、我々が代弁していくべきだと感じました。
はまよつ  真面目に生きる人を苦しめるものへの怒りこそ、政治の行動の原点です。公明党が連立政権に加わり、政治がガラリと変わりましたが、それは「庶民の目線」「生活者の視点」が、政治の中心にしっかりと据えられたからです。
 庶民の側に立って、テレビでいくつものキャンペーンを打ってきましたが、そこには限界がありました。視聴者がこんなにも願っていることが、なぜ実現しないのか、歯がゆい思いもしました。政治の世界で、少しでも庶民の利益になる政策を実現していきたい。
 現場の視点からテレビ番組に革命を起こしてきた沢ゆうじさんと、生活者に密着した政策を次々実現してきた公明党のはまよつさん。生きてきた世界が違っても、二人のこだわってきたテーマは同じ。
ジャーナリスト時代に磨いた感性の中で、今後どの点を政治に生かしたいか、はまよつさんが問うと、沢からは「現場第一主義」「庶民の目線」「悪への怒り」の三点であると、明快な答えが返ってきた。
浜四津敏子氏Photo浜四津敏子(はまよつ・としこ) 1945年生まれ。公明党代表代行。参議院議員(2期)。弁護士。慶應義塾大学法学部卒。日本弁護士連合会「女性の権利に関する委員会」委員、日本女性法律家協会副会長など歴任。92年、参議院東京選挙区より初当選。「公的臍帯血バンク」の設置、「対人地雷全廃条約の批准」など数々の実績がある。94年、羽田内閣で環境庁長官。家族は夫と1男1女。著書に『いつも、ひまわり』など。

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