| 山本 |
僕も沢君も東京育ち。5歳くらいの時は、まだ原っぱはたくさんありましたよね?
でも小学校を出るころにはビルが建ちはじめて、それまで遊んでいた原っぱから追い出された。その時の喪失感というのはものすごく大きかった。 |
| 沢 |
自然の良さを知っているから、自然がなくなったら大変だと感じられる。 |
| 山本 |
東京は、日本でも最先端のものを具現化してきたところ。でもだからこそ逆に、自然を残していくことについて、新しく何かを発信できると思うんですよね。 |
| 沢 |
最先端の文明も本来は人間を幸せにするためにあったはず。人間と文明が一体であるという価値観を人の心の中に植え付けていかないと、文明の発展と同時に環境破壊が進んでしまう。 |
| 山本 |
子どもたちの時間や自然を大人が奪ってしまった分、子どもたちが自然の中で学ぶ「場」や「時間」を積極的に作っていってあげることも大事です。 |
| 沢 |
自然を取り戻すと同時に、自然を愛する子どもたちの「心」を育てていくことも私たちの課題ですね。民間と国と自治体が協力しておこなう環境教育のネットワークや、子どもたちが自然に触れる教育プログラムを作っていくことなどが、足もとから環境問題に取り組んでいくことだと思います。 |